「丹波篠山ファン」をご訪問頂き、誠にありがとうございます!どうも、ちゃーちゃんです。今回は全国的に名高い「丹波松茸」を探しに、丹波篠山市内の山に登ってまいりましたのでリポートいたします!
10月の早朝、知り合いの案内で山に向かいます。最初に渡されたのはクマよけの鈴…。危険と隣り合わせの登山となりそうです…(ノωノ)
登山と言いましたが、正確には道なき道。何度滑って転びそうになったことか。「やべぇ!」と思って手を伸ばした木が腐っていてボキッと折れたこともあります。
休憩しながら登ること1時間、松茸が生える場所「ツボ」に到着します! 松茸はアカマツの近くから発生しますが、毎年、よく出る場所をツボと呼ぶそうです。
地面に目を凝らし、踏みつけてしまわないよう、細心の注意を払って進みます。1カ所目は空振り…。そして、2カ所目!出ました!!!松茸じゃ!!!!
慎重に根っこを掘って左右に揺らします。「グジッ、グジッ」という音がするほど、しっかりと根を張っている松茸。抜いてみると、ふわりとかぐわしい香りが漂いました。
その後もひたすら山を歩き、10本以上見つけました( `ー´)ノ 笑いが止まりませんが、これでも激減しているそう…。昔はこの何倍も採れたとか…。実は松茸、2020年に国際自然保護連合が「絶滅危惧種」に指定しているのです。
激減している理由はいろいろとあります。まずは人が薪を求めて山に入らなくなったこと。松茸は痩せた土地に生えます。なので、手が入らず、いろんな植物が生えまくっている今の山では生えにくいのです。また、最近の異常な高温も大きな原因です。
さらに「マツクイムシ」が松を枯らします。さらにせっかく生えた松茸を激増しているシカが食べてしまいます…。この山で松茸が採れるのは、ツボにネットを張るなどして、きちんと整備しているから。けれど、重さ数十キロのネットを山に持って上がる作業は、いつまでもできません.
大変→山に行かない→生えない→山に行かない→生えない→やめる…。負のスパイラルです…。
現状を知れば知るほど、絶滅が危惧されていることが理解できました。 近い将来、もっともっと松茸が珍しくなり、いつかは食べられなくなる日が来るかもしれません。
もし機会がございましたら、今のうちに食べておくことをおすすめします…以上、松茸山レポートでした!
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