丹波篠山市の自然の美しさや季節の移ろいを大切にした和菓子作りを続けてこられた「大福堂」。
創業から130年、丹波篠山産の特級素材を厳選し、添加物を使わず手作りにこだわるその和菓子は、素材の風味や季節の味わいをそのまま楽しめるのが魅力です。
丹波篠山の城下町中、市役所のすぐ近くにあるため、場所もわかりやすいです。
観光の際に立ち寄りやすく、お土産にもぴったり。
今回は、そんな「大福堂」の魅力をご紹介します。
季節に合わせた和菓子たち
「大福堂」では、季節に応じたさまざまな和菓子が楽しめます。
今の時期であれば、栗の季節ということもあり「栗もち」が販売されていました。
栗餅については過去の記事で紹介していますので、詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
季節によっては、桜の香りが漂う「さくら餅」や、うぐいす餅も登場するため、四季折々の味覚を楽しむことができます。
また、このお店の定番商品である「黒豆大福」も見逃せません。
丹波篠山といえば全国的に有名な黒豆の生産地ですが、黒豆をふんだんに使った「黒豆大福」は、まさにこの地域ならではの一品です。
お餅はもっちりとしており、口に入れるとほのかに甘さが広がり、その後に黒豆のコクと旨みが感じられます。もちの柔らかさと黒豆の食感が絶妙にマッチしていて、一度食べたら忘れられない味です。
見た目にも楽しい和菓子たち
「大福堂」では、伝統的な和菓子の良さを活かしながらも、見た目にも楽しい商品が揃っています。
お菓子の中には、「武家屋敷」や「篠山川」などの地名にちなんだネーミングがつけられたものもあります。
それぞれがその地名に込められた歴史や風情を想像させ、和菓子を通じて丹波篠山の魅力を存分に楽しむことができます。
中でも私の目についたのは「大栗」という名の栗まんじゅう。
中には栗を使った白餡が入っており、栗の風味を味わえる贅沢な一品となっています。外側の生地はしっとりとしていて、栗の風味を引き立てながらもやわらかい口当たりです。
こんなに大きな栗まんじゅうはなかなか他では見られないので、訪れた際にはぜひ味わってみてください。
2階の茶房「篠庵」でゆったりと
「大福堂」の2階には、「篠庵(じょうあん)」という茶房が併設されています。
ここでは、季節の生菓子をゆったりと味わうことができます。
私は今回お邪魔できなかったのですが、次回はこちらの茶房にも行きたいと思います!
まとめ
一つひとつのお菓子に込められた思いや地域の風情を感じながら、和菓子の奥深さを味わうことができる大福堂。
歴史と自然に囲まれた城下町の中で、おいしい和菓子とともに心温まる時間を楽しめるお店です。
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