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丹波篠山「黒豆の歴史」知ってます?

 

「丹波篠山ファン」をご訪問頂き、誠にありがとうございます! どうも、ちゃーちゃんです。

さぁ、秋本番がやってまいります!! 丹波篠山の10月といえば、言わずもがな「丹波篠山黒枝豆」の本格シーズンです!!!!丹波篠山ファンでも予約販売がスタートしております(*ノωノ)

黒枝豆の特長などはゴンザレス☆さんが書いてくださっているので、ここでは割愛します(笑)

私の方からは、黒豆の歴史について―。

ご存じの方も多いと思いますが、黒枝豆は、正月のお節料理の定番「丹波黒大豆」が完熟する前に味わう枝豆です!居酒屋さんでおなじみの枝豆も、収穫せずにいると大豆になります。

丹波黒大豆の歴史は古く、現在、確認されている最も古い文献では、江戸時代中期に出された料理本「料理網目調味抄」に「くろ豆は丹州笹山の名物なり」と記されているんです。徳川幕府に献上されたという史料もあり、少なくとも約300年前には栽培されていたようです(*ノωノ)

江戸時代にはまち全体で栽培していたわけではなく、一部の農家が作っていたと考えられています。昔は畑ではなく、田んぼのあぜに植えられ、「あぜ豆」とも呼ばれていました。

おいしいとは知られていましたが、今のように京阪神から人が押し寄せるようになったきっかけになったのが、丹波篠山市立町にある老舗黒豆卸問屋「小田垣商店」さんの動き!

小田垣さんはいち早く黒大豆の魅力を発掘、普及に乗り出しました。昭和中頃まではまだまだお米の方が売れており、黒大豆栽培は進みませんでしたが、1970年に始まった減反政策で、米に変わる「売れる作物」として栽培が拡大したのです!

そして、「黒枝豆」として販売を始めたのも小田垣商店。1973年、黒大豆の今年の作柄を見てもらうために完熟前の豆を各地に送ったところ、「枝豆でもおいしい」と評判になったことから、新しい食べ方として販売を始めたそうです。

さらに1988年に丹波篠山などを会場に開かれた祭典で売り出すと人気が爆発。さらにさらに、人気漫画「美味しんぼ」に取り上げられます。

「ビアホールの社長のためにと供された黒枝豆。さやから出てきた豆を見た社長は、黒っぽい豆を『変色している』として、一口も食べずに激怒し、店員をクビにする。しかし、丹波篠山を訪れて本場の味に感動し、店員を呼び戻す」

こうして黒枝豆は一躍、世に知られることになりました

黒枝豆の歴史、いかがでしたでしょうか?豆と一緒に歴史も味わってもらえればと思います( `ー´)ノ

ちなみに今年は正直に言って、生育の良いところと悪いところの差がかなり激しく、普段よりも”幻”になる可能性が高いと考えられます。お買い求めはお早めに…

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